節目の年の誕生日やこれから先も大切にしたい記念日のお祝いなどで購入することも多い、ハイブランドバッグ。
年齢によっては、それまでの人生で一番高価な買い物になることもありますよね。
10年20年と永く愛用し、次の世代に引き継ぐことも多い一生ものは「本当に、買ってよかった」と思えるアイテムを選べるように、慎重に吟味したいものです。
ということでこの記事では、そんな一生ものを選ぶときに思い出しておきたい視点を整理。
ハイブランドのアイコンバッグを筆頭に「買ってよかったハイブランドバッグ」をご紹介します。
英国王室ご愛用モデルの金具をあしらった品格バッグ
皇室御用達 傳濱野はんどばっぐ アリシア
英国王室ご愛用の繊細な金具がほれぼれと美しい、アリシア。
大切な人とのディナーや観劇、結婚式のお呼ばれなど、おめかしして臨みたいデイリーシーンに大活躍の品格バッグです。
つやりと上質なフォーマル素材の牛本革、しっとりと華やぐゴールド金具、ドレスに品よく馴染むペールカラー、小ぶりな1本手。
きちんとしていて素敵に見られたいとき「あったら嬉しい」要素をすべて満たして、手にするだけで装いをぐっと格式高くまとめ上げてくれます。
このバッグを手掛ける濱野家は、皇室のみなさまからバッグのご用命も賜る、レディースフォーマルバッグの老舗。
一生ものの本当に「いいバッグ」をお求めのみなさまは、ぜひこの機会にご覧になってみてください。
素材:牛革
カラー:4色
日本女性が輝く「黄金比」デイリーバッグから、気品漂うWEB本店限定カラー
傳濱野はんどばっぐ ミーティアスクエア WEB本店限定カラー クラシックボルドー
ミーティアは、明治の昔からバッグを作り続けてきた濱野本家が手掛ける、日本女性を最も美しく見せる黄金比バッグ。
当主が「1cmも妥協できない」という、すこーし小さくて、ちょっと横長のベストバランスを追求したロングセラーアイテムです。
今回取り上げたのは、品よく淑やかな印象とさり気ない華やぎ感が嬉しい、WEB本店限定カラーのクラシックボルドー。
ふっくらと肉厚な上質レザーも存分にお愉しみくださいませ。
素材:特注ミーティアレザー(牛革)
カラー:4色+各種限定色
一生ものになる「買ってよかったハイブランドバッグ」の選び方
ハイブランドバッグを手にするメリットは、ステータス感や高級感、耐久性、素材や仕立ての品質であったりと様々ですよね。
バッグを選ぶときには、このメリットを合理的に判断しましょう、という話になりがちです。
しかし、「あぁ、このバッグ、本当に買ってよかった」と思うとき、人は合理的に考えているわけではなく、エモーショナルに感動しているのだと思います。
だからこそ、買ってよかったハイブランドバッグの選び方は、自分の素直な気持ちを大切にしてあげることが重要です。
こちらでは、ハイブランドで一生もののバッグを購入する際に思い出しておきたい、満足度の高いバッグの選び方を整理しました。
エモーショナルな部分を大切にしつつ、合理性の部分でおさえておきたいポイントも知っておく。
そんな塩梅で、おさらいしておきたいポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
世代を越えて永く愛せるエターナルなデザイン
例えば、30歳の記念に買ったブランドバッグを10年愛用して40歳になったとき、まだまだ現役で今のスタイルを素敵に引き立ててくれていたなら。
そのタイミングで「本当に、買ってよかった」と思えそうですよね。
50代まで大切に愛用し味わい深く育ったバッグを娘さんに託すことができたなら、きっと感動もひとしおです。
そんな風に、一緒に年を重ねていくことで節目節目で感動できるのが、一生ものと暮らす喜び。
このように10年単位で愛用することを考えるなら、トレンドや流行り廃りに左右されない、タイムレスなデザインのバッグを選ぶことが非常に重要となります。
シーン・ファッションを選ばない端正な色・柄
使う機会がなるべく多い方が嬉しい、という意見が多いのではないでしょうか。
シーンやファッションを選ばず持てるバッグは、必然的に手にする機会も多くなります。
上質なバッグに活躍してほしいある程度フォーマルな装いにもしっくりと馴染んでくれる色と柄、という視点で選べば、満足度の高い選択となりやすいので、ぜひ意識してみてください。
直感とひと目惚れ、ときめき、憧れを大切にする
満足度の高いバッグ選びで非常に重要なことは、自分の直感を大切にしてあげること。
憧れのブランドのバッグを持つと、自信が持てる。
ときめきを感じるアイテムを持てば、朝からなんだか気分が上がる。
こういう、気持ちのポジティブな変化も、ハイブランドバッグを持つメリット。
何気ない日常のひとコマも、ハイブランドのバッグを「買ってよかった」と思えるタイミングになります。
特別な機会や記念日に購入し、素敵な想い出に
ふと、バッグを購入した当時のことを思い出して、決意を新たにしたり、気持ちの変化に気づいたり。
ハイブランドのバッグは、永く人生を共にするものだからこそ、忘れたくない大切な時間を思い出させてくれるきっかけとして最適です。
例えば、昇進したときや独立を決めたとき。
初めてのパリ旅行やメゾンの本店を訪れたタイミング。
25歳、30歳、40歳などの節目となる誕生日・・・。
バッグとの出会いに特別な意味を持たせる事ができる機会に一生ものバッグを購入できると、より意味深く、充実したお買い物になりそうです。
定番素材は手入れをすれば世紀を超える本革
永く使える上質素材のバッグだからこその楽しみですよね。
丁寧に手入れをすることで世紀も超える本革素材は、そんなバッグの愛し方にうってつけの素材です。
変化が見えやすいのも、おすすめのポイント。
大切に愛用されたアイテムが持つ深みのある佇まいに憧れるなら、ぜひ、レザーのバッグをご検討ください。
愛着が湧くパーソナライズも吟味したい
永く人生に寄り添ってもらうつもりで手にするパートナーアイテムが、世界にただひとつ、自分だけのバッグになるなんて!
愛着も湧いてしまうというものです。
本当に買ってよかったハイブランドバッグ8選
ここからは、実際にハイブランドのバッグを見ていきましょう。
今回取り上げたのは、永く愛されてきた歴史あるメゾンから、8つのアイコンバッグです。
エターナルな魅力に溢れ、シーンやファッションを選ばず活躍してくれる名作バッグを厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ロエベ アマソナ
アマソナ23 バッグ ソフトグレインカーフ 372,900円(税込)
ロエベはスペイン王室御用達も賜る格式高い老舗のバッグブランド。
ファッションがお好きな方であればまず誰もが知っている、そんなメゾンです。
なんといっても革の素晴らしさに定評があり、最高級レザーで仕立てられるアイテムはどれも永く愛せる一生ものばかり。
上質な本革バッグを手にしたいなら、必ず検討したいメゾン、とも言えます。
今回取り上げたアマソナは、1975年にデザインされ、その後永くロエベの象徴的なシリーズとして愛されてきたシリーズ。
2021年、ブランド175周年記念のタイミングでデザインがアップロードされ、人気が再び加速しています。
スマートな横長のフォルムにカーブした四隅がフェミニンで、ロエベのレザーの素晴らしさをじっくりとお愉しみいただける名作です。
ゴヤール サン・ルイ
サン・ルイPM バッグ 価格:公式サイトに記載なし
1792年まで遡ることができる歴史の中で、王侯貴族や名だたる著名人に愛されてきたゴヤール。
そのアイコンバッグといえば、やはり「サン・ルイ PM」を思い浮かべる方が多いのでは。
コットンと麻で織られ、特殊なコーティングを施した「ゴヤール・ディン・キャンバス」で仕立てられるサン・ルイ PMバッグは、ブランドを代表するパターン・テキスタイルで彩られ、完全リバーシブルという珍しい造り。
ざくざく入れられてちょうど使いやすいサイズ感と驚きの軽さも人気の理由です。
やはり注目したいのは、職人の手仕事による点描で表現されるヘリンボーン柄。
Yのイニシャルを象ったデザインはひと目でGOYARDとわかります。
購入の際には、職人が一つ一つ施す芸術的なパーソナライズ加工「マーカージュアート」にもご注目ください。
イニシャルや模様を入れて、世界にたった一つの自分だけのアイテムにカスタマイズすれば、より愛着が湧くこと間違いなし。
ルイ・ヴィトン スピーディー
スピーディ 25 モノグラム 228,800円(税込)
世界に名だたるビッグメゾンとして知られるLOUIS VUITTONは、トランクケースにルーツを持ち、ハイブランドの中でもレザーアイテムを得意とするブランドのひとつ。
そんなブランドのアイコンバッグとして、「スピーディ」をご紹介します。
1924年に登場した、メゾンの伝統的なバッグとも言える旅行用ボストン「キーポル」をベースに、タウンユース用として作られたのが「スピーディ」です。
このバッグは、オードリー・ヘップバーンが愛用していたことで知られます。
シリーズの中でもコンパクトなスピーディ25という人気作は「スピーディより、もう一回り小さいバッグを」と彼女がリクエストして生まれたと言われています。
LOUIS VUITTONらしさを存分に楽しめるモノグラム柄やダミエ柄など、デザインの選択肢が多いのも、メゾンを代表するアイコンラインならではです。
プラダ ガレリア
ガレリア サフィアーノレザー ミディアムバッグ 577,500円(税込)
PRADAのアイコンバッグといえば、すっきりと洗練されたシンプルなフォルムが魅力的な「ガレリア」。
高い実用性を誇り色やサイズによっては、お仕事バッグとしても大変優秀で、ファンの多いアイコンバッグです。
きらっと光を弾くような、美しい質感のサフィアーノレザー。
特別な加工を施し、耐傷性と耐水性にも優れたこの画期的な素材は、PRADAの創業者であるマリオ・プラダの時代に開発され、現在までメゾンのアイコニックなレザーとして愛されています。
バッグの中央には、これもまたメゾンの象徴的な意匠であるトライアングルロゴを配置。
PRADAらしさをデイリーでも楽しめる、名作です。
デルヴォー ブリヨン
Brillant PM Box Calf 1,051,600円(税込)
デルヴォーは、ベルギーを代表するラグジュアリーレザーグッズブランドです。
ベルギーが国家として独立を果たしたのが1830年のこと。
1829年創業のデルヴォーは、この建国よりも1年先にブランドとしてスタートしており、世界最古のラグジュアリーレザーグッズメゾンとして知られています。
今回取り上げたブリヨンシリーズは、1958年のブリュッセル万国博覧会のためにその原型が誕生し、以来ブランドの顔として愛されてきた名作です。
シーンをえらばずお持ちいただける主張することのないデザインは、一生もののバッグとして完璧。
本物の良いバッグをそろそろ、とお考えの方には、ぜひ背景や歴史などをより深く知っていただき、ご検討いただければと思います。
ヴァレクストラ イジィデ
ミニ イジィデ 514,800円(税込)
1937年、ミラノに誕生したヴァレクストラは「イタリアのエルメス」とも評されるラグジュアリーブランド。
選びぬかれた最上級の素材だけを使用し、職人の手仕事でアイテムを仕立てています。
普遍的なフォルムに控えめでシンプルなデザインであっても、素晴らしい素材と確かな仕立てで質の良さがわかるのが素晴らしく、知る人ぞ知る憧れブランドのひとつです。
今回取り上げたイジィデは、そんなヴァレクストラのアイコンバッグ。
端正な1本手で、カラー選びによっては格式高いフォーマルな場にもお持ちいただけます。
サイズ展開・素材展開も豊富なので、ぜひ一度シリーズを眺めていただいて、お気に入りを見つけていただければと思います。
セリーヌ 16(セーズ)
セーズ スモール 594,000円(税込)
セーズシリーズは、丸みを帯びたフォルムがフェミニンなCELINEのアイコンバッグ。
過去のアーカイブから着想を得たというかぶせは曲線が美しく、ターンロックが映える仕上がりとなっています。
デザインは、ディオール・オム、サン・ローランなどで伝説を残し、2019年からセリーヌのクリエイティブデザイナーを務めるエディ・スリマンの手によるもの。
16(セーズ)というアイコニックな名前の由来は、メゾンのアトリエがパリ2区ヴィヴィエンヌ通り16番地にあることからきているのだそうです。
アンジェリーナ・ジョリーやレディ・ガガなどセレブも愛用していることで知られており、今、注目の集まっているアイテムでもあります。
シリーズとして派生したモデルも多くあり、フォルムの選択肢が豊富なのもチェックしておきたいところです。
エルメス バーキン
バーキン 価格:公式サイトに記載なし
エルメスのバーキンといえば、最高峰ブランドバッグの代名詞。
たとえブランドバッグに詳しくない方でも、その名前を一度は耳にしたことがある、そんなバッグですよね。
そんなエルメスのバーキンには、有名なストーリーがあります。
名前の由来にもなっている、イギリス人女優のジェーン・バーキン。
彼女の装いはノンシャランでシンプル、中でもお気に入りのかごバッグはトレードマークとも言えるアイテムでした。
1984年、パリとロンドンを結ぶ飛行機の中でそんな彼女と偶然隣り合わせたのが、当時エルメスの会長であったジャン=ルイ・デュマ。
子育て中の彼女が「自分のニーズを満たすようなバッグがない」とこぼした結果、その場でバッグをスケッチしたといいます。
そうして生まれたバッグこそが、エルメスのバーキンなのです。
エルメスを代表するこのアイコンバッグは、生産本数が非常に少なく、オンラインではもちろん、店頭でもなかなか出会うことができないことでも有名です。
素材やサイズによっても変化するので一概には言えませんが、100万円以上からを覚悟する必要のあるバッグであることは間違いありません。
満足度の高い上質バッグに出会えるメゾン3選
ハイブランドの名品バッグは、どうしても、非常に高価なものばかりになりますよね。
手にする際の気持ちとしても、価格の面でも、ちょっとハードルが高いという方も多くいらっしゃることと思います。
そんなみなさんへ向けてここからは、安価ではないけれども手が届く価格帯で、満足度の高い上質バッグに出会えるブランドを厳選して3つだけ、ご紹介します。
語るべきストーリーや歴史のあるメゾンをお選びしておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
皇室御用達
傳濱野はんどばっぐ
最も格式高く技術を要するフォーマルバッグの名手として知られ、「レディースフォーマルバッグといえば濱野さん」という方も多く、ちゃんとした作りの「いいバッグ」をお探しならぜひ知っておきたい名前です。
特に、フォーマルバッグほど堅くないけれど、ちょっとおしゃれして臨みたい観劇やホテルランチなどのシーンに安心してお持ちいただけるような「ハーフフォーマル」ジャンルのバッグのラインナップが非常に豊富なのが、今回このブランドをを取り上げた理由です。
ハイブランドバッグが活躍するのも、実はこの、ハーフフォーマルシーン。
レディースフォーマルの老舗が手掛けるハーフフォーマルバッグなら、より品よく、しとやかな印象の装いを適正な価格のバッグで叶えることができます。
価格帯:22,000~209,000円
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ジャーダ ロベルタ・ディ・カメリーノ
Giada Roberta di Camerino
ジャーダ ロベルタ・ディ・カメリーノは、そんな老舗ブランドのWEB限定ラインです。
レザーや金具、その隅々までブランドの遊び心が詰まったアイテムたちは、どこか落ち着きもまとってしとやかな佇まいが魅力的。
イタリアブランドならではの鮮やかで美しい色彩は、上質ベーシックな装いに差し色としてお持ちいただくのもおすすめです。
デイリーシーンに取り入れやすい、シンプルな印象のアイテムが多く揃うのも、おすすめの理由。
上質バッグを普段使いしたいみなさんに、ぜひご覧いただきたいなと思います。
価格帯:32,000~92,000円
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エポイ
epoi
ミニマルなデザインに個性豊かな色あいが目を惹くアイテムを多く発表しています。
他と被らない個性と控えめな奥ゆかしさを両立した上質なバッグをお探しの際に、ご覧いただければと思います。
特に、シンプルに上質なレザーそのものの魅力を味わいたい方やシルエットの美しさ・質感に惚れ込んでバッグを手にしたい、という方におすすめです。
価格帯:33,000~143,000円
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満足度の高いバッグ選びで「本当に、買ってよかった」と思えるお買い物を
永く愛されるハイブランドバッグは、時間や世代を越える魅力を持っています。
丁寧に永く愛して、マイ・ヴィンテージに育てるのも楽しいもの。
大切に育てられ、深みと味わいのある名作バッグは、その人をそのまま映し出すようなアイテムとして初対面の人の印象にも残りやすく、ビジネスシーンのカンバセーション・ピースとしても大変優秀です。
せっかくの大きなお買い物。
「このバッグなら、きっと永く寄り添ってくれる」と信じられるアイテムに出会えますように。
この記事が、そんなバッグとの出会いを少しでもお手伝いできていたらとても嬉しいです。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。