結婚式やお葬式、式典・子供の入学式・卒業式などのフォーマルシーン。
人生の節目となる大切な式典ですから、それぞれのシーンに相応しいフォーマルバッグで臨みたいもの。
しかし、結婚式・お葬式・入学式とそれぞれにバッグを用意するのは大変ですよね。
そんな時に活躍するのが、 です。
この記事では、ひとつ持っておくとあらゆるフォーマルシーンに対応できる慶弔両用フォーマルバッグを特集いたします。
慶弔両用のフォーマルバッグを選ぶポイントや、人気のフォーマルバッグブランドが仕立てるおすすめの慶弔両用フォーマルバッグもご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
日本女性を美しく見せる黄金比。少し大きめサイズのフォーマルバッグ
傳濱野はんどばっぐ ファシリエスクエア
皇室御用達ブランドの傳濱野から、日本女性を美しく引き立てる「黄金比」で仕立てるフォーマルバッグです。
きりかえのできる金具で、ハレの日のゴールド、きちんとシーンのブラック、最も厳格なシーンの金具なしと、1つのバッグで3パターンの持ち方が可能です。
少し大きめで仕立てられているので、冠婚葬祭シーンはもちろん、少し荷物が多くなりがちなお子さまの式典シーンなどにも◎
素材:牛革
カラー:2色 ブラック、ネイビー色
慶弔両用フォーマルバッグの基礎知識と選び方
まず初めに、慶弔両用フォーマルバッグの基礎知識と選び方をさらっと確認しておきましょう。
そもそも、慶弔両用フォーマルって?
慶弔両用フォーマルバッグとは、
フォーマルシーンは大きく2つ、結婚式や式典などお祝いの席である「慶事」とお葬式や告別式などお悔みの席である「弔事」に分けられます。
慶事と弔事は、どちらも「フォーマル」ですが、ふさわしいとされる装いが大きく異なり、フォーマルバッグもそれぞれのシーンにふさわしいデザインのお品を用意するのが主流でした。
ただ、「決して安くはないフォーマルバッグを2つも持つのが難しい」「ベーシックなブラックのフォーマルバッグの中には、慶弔のどちらにもふさわしいデザインのものもある」ということもあり、最近では、慶事・弔事のどちらにもお持ちいただける慶弔両用フォーマルバッグが人気を集めています。
慶弔両用フォーマルバッグを選ぶコツ
続いて、
基本的にはフォーマルバッグを選ぶ時と同じ基準で大丈夫ですが、慶弔両用ならではのポイントもございますので、目を通してみてください。
- 柄・光沢のない黒色のバッグが基本
慶事と弔事では、弔事に用いるフォーマルバッグの方がマナーが厳格です。
慶弔両用フォーマルバッグをお選びになる際には、バッグ本体のデザインが弔事でお持ちいただけるものであるかどうかを基準にするのがポイントとなります。
お悔みの席である弔事では、華やかにならないことが大切なので、ブランドのロゴや派手な柄・エナメルなどの光沢を避ける必要があります。 - 布製か牛革製のものを選ぶ
現在、フォーマルバッグの王道素材とされているのは、布と牛革です。
かつては布製のものが主流でしたが、現在では、無地で光沢のない牛革のアイテムも一般的です。
ただし、クロコダイルやパイソンなどのエキゾチックレザーや毛皮素材は、殺生を連想させるため、特に弔事の式典ではNGとされていますので、お気をつけくださいませ。 - 金具は、付け替えられるものか黒のものを選ぶ
フォーマルシーンでは、ゴールドはお祝いごとのお色とされています。
そのため、華やかなゴールド金具は慶事のシーンではたいへん好まれますが、弔事の席ではNG。
慶弔両用のフォーマルバッグはこの点に配慮して、ブラック金具のものか、金具が使われていないアイテムをお選びください。
また、最近では金具の取り外しや付け替えができるアイテムもございます。 - コンパクトなアイテムを選ぶ
慶弔両用のフォーマルバッグは弔事にもお持ちいただくものですから、ブラックを基調としたバッグとなります。
黒の面積が大きいと、どうしても暗い印象になりがちですから、華やかで明るい印象の慶事のシーンにもしっくりと似合いやすいように、なるべく小さめのアイテムをお選びになるのがおすすめです。
そもそもフォーマルバッグはコンパクトなアイテムが主流ですので、あまり心配される必要はありませんが、ご自身で冠婚葬祭シーンにも持てる黒バッグをお探しなら、ひとつの視点として参考にしていただければと思います。
回転式金具・収納式金具に注目!
慶弔両用のフォーマルバッグには、シーンに合わせて金具を付け替えられるアイテムがあります。
慶事用にぴったりの「ゴールド金具」、落ち着きがあり弔事にも対応の「ブラック金具」、最もフォーマルな「金具なし」の3パターンに対応しているものであれば、冠婚葬祭のほぼすべてのシーンでマルチにお持ちいただけるので大変便利です。
慶弔両用フォーマルバッグの人気ブランド3選
さてここからは、慶弔両用フォーマルバッグをお選びになる際にぜひ知っておきたい、人気ブランドをご紹介してまいります。
取り上げたのは、フォーマルを専門とする老舗を厳選して3ブランドのみ。
厳粛なフォーマルシーンでも安心して手にしていただくことのできるアイテムに出会えますので、ぜひご期待くださいませ。
皇室御用達
傳濱野はんどばっぐ
バッグの価格帯:22,000~209,000円
「レディースフォーマルバッグといえば濱野さん」という方も多く、ブラックフォーマルの装いに合わせるバッグはもちろんのこと、大切なお受験シーンのフォーマルバッグなどでも信頼を集めています。
特に人気なのは、ひとつのバッグですべての冠婚葬祭シーンに対応いただける回転式のリバーシブル金具を採用しているアイテム。
最も厳粛なシーンにも安心な「金具なし」、慎ましやかな「ブラック金具」、お祝いごとにふさわしい華やかさの「ゴールド金具」の3パターンでお持ちいただけます。
岩佐
バッグの価格帯:5,500~107,000円
フォーマルバッグだけでなく、フォーマルウエアやパーティバッグ、セレモニー用の小物まで幅広く手掛けています。
特に注目したいのが、高級織物で仕立てるフォーマルバッグの品ぞろえ。
金具を廃したアイテムやタッセルのつけ外しができるものなど、和装にも合わせていただきやすい慶弔両用フォーマルバッグをご検討いただけます。
東京ソワール
東京SOIR
バッグの価格帯:8,250~143,000円
冠婚葬祭の正装が着物だった時代に、日本で始めて、洋装のフォーマルウェアを手掛けたブランドです。
現在では、フォーマルウェア業界のトップブランドとして知られ、東証スタンダード上場企業であり、全国の百貨店に店舗を構えています。
フォーマルシーンの洋服だけでなく、バッグやアクセサリーなどと合わせてトータルコーディネートの提案ができるのも、フォーマルメーカーとしての強みのひとつ。
高品質なアイテムを手頃な価格帯で手がけているので、バッグだけでなくフォーマルウェアや小物も検討されている方におすすめです。
おすすめの慶弔両用フォーマルバッグ12選
続いては、実際におすすめの慶弔両用フォーマルバッグをご提案します。
慶弔両用フォーマルバッグならではの特徴を備えたアイテムを、「金具や装飾の変更ができる」「ブラック金具」「金具なしの高級生地フォーマル」の3ジャンルからピックアップしました。
永く愛用できる一生ものにふさわしいアイテムから手頃な価格で手にしていただきやすい人気のアイテムまで幅広い層からお選びしておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
金具を変えられる万能フォーマルバッグ6選
慶弔両用フォーマルバッグを検討する際、まずチェックしておきたいのが、金具や装飾の変更や取り外しができるアイテムです。
バッグの印象を大きく変える事ができるので、慶事・弔事それぞれのシーンにおける王道スタイルが、ひとつのバッグで叶います。
留め具は取り外すことができるため、「黒の布製」という最も格式高いお仕立てのブラックフォーマルバッグとしてもお持ちいただけます。
光を受けて柔らかな濃淡を描く生地を編み目に織り上げたことで、装飾を外しても静かな上質感のある逸品です。
価格:60,500円(税込)
素材:トリアセテート、ポリエステル、クリスタルガラス
カラー:1色
※2024年1月11日時点の情報です。
ゴールドのチェーンも付属しており、慶事の式典やパーティシーンなどでは、ショルダーバッグとしてもお持ちいただくことができます。
価格:20,900円(税込)
素材: 牛革、シャンタン(レーヨン)
カラー:1色
※2024年1月11日時点の情報です。
ブラック金具の慶弔両用フォーマルバッグ4選
続いて、弔事のシーンにも安心してお持ちいただける「ブラック金具」でお仕立てのフォーマルバッグをピックアップしました。
もっとも厳粛なシーンにもお持ちいただける金具なしのフォーマルバッグは、どうしてもお祝いごとである慶事のシーンでは暗くなってしまいがち。
その点、ブラック金具でお仕立てのフォーマルバッグは、弔事にふさわしい厳粛さを備えつつ、慶事にもしっくりと馴染んでくれるのが嬉しいポイントです。
金具なしの慶弔両用フォーマルバッグ2選
最後に、金具なしの慶弔両用フォーマルバッグをご提案します。
博多織や米沢織、コード刺繍など、黒一色で織り上げられていて弔事のシーンにふさわしいけれども、生地そのものに静かな華やぎが感じられる素材でお仕立てのフォーマルバッグは、お祝いごとの席にもしっくりと馴染みます。
急な冠婚葬祭にも安心な慶弔両用フォーマルって、賢い!
慶弔両用フォーマルバッグの嬉しいポイントは、
ひとつ持っておくことで、急な式典にも慌てずご参列いただけます。
ここまで、慶弔両用フォーマルバッグの特徴や選び方、人気の老舗ブランドからおすすめアイテムまで、網羅的にご提案して参りました。
この記事がみなさんのフォーマルバッグ選びの一助となっておりましたら、大変うれしく思います。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。