お葬式に参列するときのバッグのマナーがわからない・・・。
サブバッグって必要かな?
結婚式のお呼ばれバッグって、黒のフォーマルバッグでもいいのかしら?
これからなるべく多くのシーンで持てる、失敗しない冠婚葬祭バッグをおすすめしてほしい。
お葬式や法事、結婚式、卒入学式などに代表される、冠婚葬祭のシーン。
人生の節目となる大切な式典ということで、マナーやしきたりに気を配って、ふさわしい装いで臨む必要がありますよね。
この記事では、冠婚葬祭の式典を控えてフォーマルバッグをご検討のみなさまへ、価格帯別に人気の冠婚葬祭バッグをご提案します。
記事の初めでは、慶事用・弔事用バッグの基礎知識とマナーについて解説し、慶弔両用バッグの選び方やサブバッグの役割についても触れさせていただきましたので、ぜひ参考にしてみてください。
金具の切替で全ての冠婚葬祭シーンに対応できる万能バッグ!
傳濱野はんどばっぐ ファシリエボーテ
切替可能な金具を採用し、ゴールド、ブラック、金具なしをシーンによって使い分けられるので、1つのバッグで全ての冠婚葬祭シーンに対応できる万能バッグ、ファシリエボーテ。
どんなシーンにも安心のフォーマルバッグを1つ持つなら、まずご提案したいアイテムです。
手掛けるのは、明治のじだいから日本女性のフォーマルシーンを支え続けて140余年、皇室御用達も賜るレディースフォーマルの老舗・濱野家。
格式高いシーンでも安心してお持ちいただける「1本手」でお仕立てしているため、しきたりやマナーを重んじる場面で抜群の安心感をお求めの方にも、自信を持っておすすめできる逸品です。
素材:牛革
カラー:2色 ブラック、ネイビー
冠婚葬祭バッグの基礎知識
冠婚葬祭とは、特別な式典の場面であり、フォーマルシーン、セレモニーシーン、オケージョンシーンとも呼ばれています。
冠婚葬祭バッグとは、これらのシーンで安心してお持ちいただけるフォーマルバッグ全般を指す言葉です。
まず初めに、冠婚葬祭バッグ(フォーマルバッグ)全般の基本マナーについて軽くおさらいしておきましょう。
冠婚葬祭バッグの基本マナー
- 小振りなサイズ
フォーマルな場で持つバッグは、膝の上や背もたれとの隙間にスッキリ収まるような小振りなものが望ましいです。
荷物が多くなってしまう場合にはサブバッグを使用します。
大きいサイズのバッグはカジュアルさも出てしまうので、避けましょう。 - 布製か牛革製が王道のフォーマル素材
現在、フォーマルバッグの王道素材とされているのは、本革素材や高級織物などの素材です。
ただし、クロコダイルやパイソンなどのエキゾチックレザーや毛皮素材、アニマル柄などは、殺生を連想させるため、冠婚葬祭の場、特に弔事の式典ではNGとされています。
結婚式やパーティなどのお祝いの席においては、最近はそこまで厳しく考えない人もだんだんと増えてきてはいますが、避けるのが無難と言えるでしょう。 - カジュアルになりすぎないように注意
ブランドの大きなロゴが入っているバッグや、全体に柄が入っているアイテムなどは、たとえラグジュアリーブランドの高級なアイテムであっても、カジュアルバッグの扱いになってしまいます。
価格とフォーマル度合いは比例しませんので、お気をつけくださいませ。 - 場に相応しい装い
フォーマルな装いを求められるそれぞれのシーンで、その場に相応しい雰囲気のアイテムを選びましょう。
一般的に、結婚式やパーティではお祝いの場をもり立てる華やかさ、お子様が主役の学校行事などでは控えめで清潔感のある装い、喪に服すシーンでは厳かな雰囲気を壊さない落ち着きのある装いが求められます。
ちなみに、冠婚葬祭のシーンは、大きく慶事(お祝いごと)と弔事(お悔やみごと)に分けられ、それぞれにふさわしい装いやマナーがございます。
それぞれについて、押さえておきたいポイントもおまとめしましたので、お役立てください。
慶事用バッグのマナーと選び方
格式高い式典からカジュアルなセレモニーまで、フォーマル度に幅があるのが特徴で、バッグ選びについても同様に、かっちりフォーマルからおしゃれした日に持ちたい普段使いバッグまで選択肢が多いです。
冠婚葬祭シーンにおいて、ゴールドは慶事のお色とされているので、金具にはゴールドをお選びになるのもおすすめ。
柔らかなペールカラーや淡く煌めくシルバーなど、カラーフォーマルバッグが活躍するのもお祝いの席である慶事のシーンならではですね。
弔事用バッグのマナーと選び方
慶事の場面と比べてマナーやルールが厳格で、より慎重に準備を進める必要があるシーンです。
バッグは、黒で、柄や光沢がない素材のものをお選びください。
ブランドのロゴが目立つ形で入っているアイテムや、大きく派手な柄もののアイテム、エナメル生地のアイテムなどは黒のバッグであってもNGです。
弔事のシーンでは、金具のないバッグが望ましいですが、ブラックの金具でも問題はありません。
ただし、慶事のカラーであるゴールドの金具はNGです。
フォーマルバッグにはゴールド金具を使用しているアイテムも多いので、お気をつけくださいませ。
マルチに使える慶弔両用バッグとは?
慶事と弔事は、どちらも「フォーマル」ですが、ふさわしいとされる装いが大きく異なり、フォーマルバッグもそれぞれのシーンにふさわしいデザインがございます。
慶弔両用と明記されている冠婚葬祭バッグは、金具を付け替えてバッグの表情を変えられるものやブラックの金具を使用しているもの、黒の高級織物で仕立てた金具なしのものなど、弔事の席で礼を失することなく、慶事のシーンでも華やかな場にきちんと馴染むように工夫が凝らされたアイテムです。
ひとつのバッグで冠婚葬祭すべてのシーンに対応できるということで、人気を博しています。
冠婚葬祭サブバッグのマナーと選び方
冠婚葬祭バッグは、式典の場で必要最低限のお手回り品を収納するためのものなので、コンパクトなサイズが一般的。
そのため、ちょっと荷物が多くなってしまうと、メインバッグに入り切らなくて困ってしまいます。
そんな時にひとつあると大変便利なのが、フォーマルサブバッグ
です。
- 黒のシンプルなトート型が万能
黒のシンプルなフォーマルサブバッグは、慶弔どちらのシーンにもお持ちいただけるのがおすすめのポイントです。
結婚式などのハレの日でも、メインのバッグの華やかさやサブバッグにつけるコサージュなどで調整いただけば、お祝いの場に相応しい華やかなトータルコーディネートでお持ちいただけます。 - ハレの日用なら明るいお色でもOK
弔事のシーンでお持ちになるご予定がなければ、サテンなど華やかな素材で仕立てた明るいお色のサブバッグもおすすめです。
デイリーバッグやブランドのショッパー(紙袋)などは、式典会場の中に持ち込むサブバッグとしてはNGですので、お気をつけください。
ちなみに、結婚式会場のクロークにお預けになるお荷物を入れておく場合は、その限りではありません。 - 書類も入るA4サイズがおすすめ
学校行事などのシーンでは、書類が配られることもしばしば。
冠婚葬祭のすべてのシーンで使える、ということを考えてサブバッグをお選びになるなら、A4サイズが入るかどうかもチェックしておきたいところです。 - 軽やかな素材のものがおすすめ
サブバッグは、メインバッグに追加してお持ちいただくアイテムです。
そのため、サブバッグを持つ=バッグの2つ持ちということになります。
冠婚葬祭バッグは、しっかりとした牛革製のものが一般的ですので、2つ目のバッグであり体積も大きくなりがちなサブバッグは軽さも重要です。 - 安っぽく見えない素材感を重視
サブバッグの中には折り畳めるものもありますが、素材によってはエコバッグのように見えてしまうことも。
折り畳めるのは便利ですが、特にお受験などのシーンでは、折り目がついているのは少し不格好に見えてしまうこともございます。
ご自身の「見え方」に特に気を使いたいシーンでは、サブバッグもきちんとして見える素材・お仕立てのアイテムをお選びになるのがおすすめです。
【価格帯別】おすすめ冠婚葬祭バッグ26選
ここからは、価格帯別におすすめの冠婚葬祭バッグをご提案して参ります。
フォーマルバッグの相場感は、ざっくりと以下のイメージです。
- 1万円以下・・・プチプラアイテム
- 1~3万円・・・お手頃&人気の価格帯
- 3~6万円・・・永く愛用できるコスパバッグ
- 6万円以上・・・一生ものの名品バッグ
1~3万円|お手頃価格の冠婚葬祭バッグ4選
まず初めにご提案するのは、1万円~3万円までの冠婚葬祭バッグです。
フォーマルバッグの中では比較的お手頃で、アイテムの選択肢も多く、まずひとつ、きちんとした冠婚葬祭バッグを持ちたい、というみなさまにおすすめの価格帯となっております。
この価格帯のアイテムとしては珍しいギミックです。
ゴールドのチェーンも付属しており、慶事の式典やパーティシーンなどでは、ショルダーバッグとしてもお持ちいただくことができるのも◎
価格:20,900円(税込)
素材: 牛革、シャンタン(レーヨン)
カラー:1色
3~6万円|コスパ◎の冠婚葬祭バッグ7選
続いてご紹介するのは「そろそろ、きちんとしたフォーマルバッグを手にしたい」というみなさまにおすすめしたい、ミドル~高価格帯の冠婚葬祭バッグです。
冠婚葬祭バッグは、登場するシーンこそそこまで多くないですが、いざ手にするタイミングは、人生の中でも大切な一幕となる式典のシーンですよね。
だからこそ、素材もお仕立てもちゃんとしている「いいバッグ」をおひとつ、お手元に用意されていて、大切にご愛用になる場合も多いもの。
これからご提案する価格帯のアイテムは、永く愛用することを前提としたとき、バッグの質とお値段のバランスがちょうどよく結果的に最もコスパのいい価格帯とも言えますので、ご期待くださいませ。
開口部は隠しマグネット式で開閉しやすく、折り込んだマチも深く取ってあるため大きく開いて、使い勝手の良さが印象的なアイテムです。
価格:59,400円(税込)
素材:牛革(水シボ型押し)
カラー:1色
6万円~|一生ものの冠婚葬祭バッグ5選
ここからは、一生ものとしてお選びになる方も多い、6万円以上の価格帯の冠婚葬祭バッグをご案内してまいります。
格式高いシーンにも安心してお持ちいただくことのできる「格」を備えたバッグをお選びしておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
上質でなめらかな牛革の美しさを存分に感じられる、一生もののブラックフォーマルバッグです。
価格:154,000円(税込)
素材:牛革
カラー:2色、ブラック/シルバー、ブラック/ゴールド
留め具は取り外すことができるため、「黒の布製」という最も格式高いお仕立てのブラックフォーマルバッグとしてもお持ちいただけます。
光を受けて柔らかな濃淡を描く生地を編み目に織り上げたことで、装飾を外しても静かな上質感のある逸品です。
価格:60,500円(税込)
素材:トリアセテート、ポリエステル、クリスタルガラス
カラー:1色
6万円~|多彩なハーフフォーマルバッグ5選
続いては、パーティシーンやちょっと特別なおしゃれをした日の仕上げにとしてお持ちいただける、ハーフフォーマルバッグをご紹介します。
かっちりフォーマルだと少し堅すぎるけれど、きれいめのデイリーバッグでは品格がちょっと足りない、そんなシーンにぴったりなのが、ハーフフォーマルのバッグたち。
特注の蝶々口金や随所の仕立て、緩やかなカーブから感じられる圧倒的な品の良さに惚れ惚れとしてしまう銘品です。
ひと目で上質とわかる静かな艶めきの本牛革でお仕立てしていて、ペール系のお色が揃っているので、品格が求められる華やかなセレモニーシーンに絶妙なちょうど良さで寄り添ってくれること間違いなし。
価格:88,000円(税込)
素材:牛革、サテン調生地
カラー:4色、ノーブルネイビー、アンティークヴァイオレット、グレースブルー、クラシックアイボリー
世界のトップブランドからも信頼を集めるドイツの老舗タンナーが手掛ける、きめ細やかでシルキーなスムースレザーで仕立てられています。
普段使いもしていただきやすい端正な佇まいでありつつ、式典のシーンでもきっちりとした印象を叶えてくれる、ミニマルかつエレガントなアイテムです。
価格:132,000円(税込)
素材:スムースレザー (牛本革)
カラー:2色、ブラック、キャメル
1万円以下|プチプラフォーマルバッグ5選
最後に、1万円以下のプチプラ価格で手にしていただける、おすすめのフォーマルバッグをご提案します。
「フォーマルバッグにまとまった投資をするのは、もう少し先でいい」という方もおられることと存じます。
そんな状況でも、式典には、きちんとマナーを守った安心の装いで臨みたいものですよね。
手を伸ばしやすい価格にこだわりつつ、フォーマルバッグとしてのマナーやしきたりはきちんとおさえたアイテムをピックアップしておりますので、お役立てくださいませ。
金具なしのデザインですので、お悔やみの席にも安心して持ちいただくことができます。
メインとなる冠婚葬祭バッグのデザインを7種類からお選びいただけるので、ご自身の好みやご用意されているセレモニーウェアと合わせやすいのもポイント嬉しいです。
価格:7,590円(税込)
素材:ポリエステル
カラー:7パターン
冠婚葬祭バッグとサブバッグという、必須の2点をセットで購入できるコスパ最高の頼れる人気アイテムです。
こちらも金具なしのデザインですので、弔事のシーンでもご安心くださいませ。
価格:5,390円(税込)
素材:ポリエステル
カラー:3パターン
ステッチはホワイトとブラックの2色がございますが、幅広い冠婚葬祭シーンでお使いいただくなら、ブラックステッチが◎
持ちて部分は最もよく触れる部分ということで、本革で仕立てられているのも、嬉しい配慮です。
価格:8,980円(税込)
素材:サフィアーノPUレザー、サフィアーノ本革、ファブリック
カラー:2色、ブラックステッチ、ホワイトステッチ
これまで、百貨店にアイテムを卸していたメーカーが、その技術でお仕立てして直販しているので、お手頃価格で質のいいアイテムを手にできるのが嬉しいですね。
価格:6,600円(税込)
素材:トリアセテート、ポリエステル
カラー:1色
仕立てに定評のあるブランドの人気アイテムですので、きちんとした冠婚葬祭バッグを手頃な価格でサクッと手にしたいというみなさんにおすすめです。
価格:9,900円(税込)
素材:ポリエステル
カラー:1色
頼れる冠婚葬祭バッグで大切なシーンに備えよう
どんなシーンにも安心してお持ちいただけるきちんとしたフォーマルバッグは、ひとつ持っておくのがやっぱり安心。
大切な式典の前にあれこれと焦らずにすみますし、急な式典にも慌てずご参列いただけます。
ここまで、冠婚葬祭バッグのマナーや選び方、人気のおすすめアイテムまで、盛りだくさんでご提案して参りました。
この記事がみなさんのフォーマルバッグ選びの一助となっておりましたら、大変うれしく思います。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。