「記憶に残る大切な日のものだから、ちょっと高くても、本当に気に入ったものがいい」
「新調するものはそろそろ、永く愛用できる、上質なもので揃えたい」
お子さまが主役のセレモニーであり、ご家族にとっても節目の式典である、卒業式。
記憶やお写真に残る大切な日だからこそ、きちんとした装いで臨みたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
お子さまの学校行事だけでなく、冠婚葬祭も含め式典出席の機会が増えてくる50代。
この機会に、永く愛用できるフォーマルバッグをご検討の方も多くいらっしゃることと存じます。
こちらの記事では、そんな50代のお母さま方へ、一生ものとしてもお持ちいただける名品フォーマルバッグを厳選してご提案いたしました。
記事の始めでは、卒業式バッグを賢く選ぶコツにも触れましたので、適宜お役立てくださいませ。
卒業式バッグ選びのポイントをおさらい
50代のみなさまは、すでにセレモニーへの臨席経験が豊富でいらっしゃる方が多いもの。
基本のマナーはご存知の方がほとんどかと存じます。
この記事では、基礎知識はサクッとおさらいにとどめ、50代のお母さま方が卒業式用にフォーマルバッグを新調される際のコツにフォーカスします。
凡ミスは避けつつ、安心して式典に臨んでいただける卒業式バッグを賢く選べる視点をおまとめしましたので、ご期待ください。
卒業式・入学式シーンのOKバッグ
- 小振りなサイズ
フォーマルな場で持つバッグは、ポケットがない装いで最低限必要なものを持ち歩くためのものですから、小振りなものが望ましいです。
膝の上や背もたれとの隙間にスッキリ収まるようなサイズ、が理想となります。
もし、荷物が多くなってしまう場合にはサブバッグを使用しましょう。 - 上質な素材
底艶の美しいフォーマルな本革素材。
高級織物やコード刺繍、控えめなレース装飾などの布素材。 - フォーマルなかたち
フォーマルバッグの王道は、格式高いワンハンドルバッグ、カジュアルシーンにも合わせやすいハンドバッグ、手持ちにするクラッチバッグなど。 - 場に相応しい、品よい華やかさ
バッグは、装いの鍵となるアイテムです。
たいへん目立つものでもありますので、ハレの日の席では、お祝いの気持ちも込めて品よく華やかなものを選びましょう。
卒業式・入学式シーンのNGバッグ
- 大きすぎるバッグ
大きいサイズのバッグは、カジュアル感が出てしまうため、避けましょう。 - カジュアルすぎる素材
ナイロンやファブリック、紙などの素材で、見た目から明らかにカジュアルなバッグは避けましょう。
少しでも迷ったなら、そのバッグはやめておくのが無難です。
また、日常生活ではサブバッグとしてブランドのショッパー(紙袋)を使われる方も多いですが、フォーマルな場に持っていくのはNGですのでお気をつけください。 - アニマル柄やファーなどの素材・デザイン
アニマル柄やファーなどは、殺生を連想させるということでNGと考える方がとても多いです。
最近はそこまで厳しく考えない人もだんだんと増えてきていますが、避けるのが無難といえます。 - 派手な色・柄・ロゴ
ビビットカラーやモノグラムデザイン、大きなロゴ金具など、派手であったり目立ったりするデザインは、式典シーンにはふさわしくありません。
特に、モノグラムデザインはハイブランドでも非常によく見る定番デザインですが、カジュアルバッグに分類されるデザインですので、ご注意ください。
また、主張の強い金具や大きなロゴが配されたアイテムもカジュアルに分類されますので、避けておくのが無難です。
50代だからこそ。卒業式バッグを賢く選ぶコツ
大切な式典シーンだからこそ、素敵な50代のお母さまとしてご自身らしく装いたいし、せっかくバッグを新調するなら永く愛せる上質なバッグを選びたいものですよね。
こちらでは、そんな50代のお母さま方が卒業式バッグをお選びになる際のコツをおまとめしました。
早速、見ていきましょう!
- ここぞというときのおしゃれバッグとして持てるアイテムを選ぶ
せっかくバッグを新調するなら、普段使いもできるアイテムがいい、とお考えの方もいらっしゃるのでは。
卒業式バッグをその視点で選ぶ際には、「毎日使うというよりは、ここぞというときのおしゃれバッグとしても持てるアイテム」をお選びになるのがおすすめです。
例えば、フォーマルのエッセンスを取り入れた1本手のミニバッグなどは、ちょっとおしゃれした日にサッと持てば一気に装いの格が上がります。
月に1度、楽しみにしている週末のお出かけがもっと楽しくなる。
そんな視点でお選びになれば、卒業式に相応しい品の良さとデイリーシーンでの登場頻度のバランスがちょうどいいアイテムに出会えるはずです。 - ちゃんとした慶弔両用フォーマルを選ぶのも手
卒入学や結婚式などのセレモニーはもちろん、保護者会や参観日、学校見学などこれから先の学校行事、そして思わぬタイミングでやってくる弔事など、50代は、式典の出席回数がどんどん増えてきているのでは。
このタイミングで、冠婚葬祭のどんなシーンにも持てる一生ものフォーマルバッグを誂えておくのは最も賢い選択と言えるかもしれません。
永く使うものだからこそ、そして大切なシーンで持つものだからこそ、良いものをなるべくはやく手に入れておくことは価値ある投資です。
最近は、金具を取り外せたり色を変えられたりと、本当の意味ですべての冠婚葬祭に対応できるフォーマルバッグもお選びいただけますので、ぜひご検討になってみてください。 - タイムレスな名作バッグは一生ものになる
「憧れメゾンのバッグは、家にあるだけで気持ちが上がる」という方も多いのでは。
この機会に、ここぞというときの本命バッグとしてハイブランドの名作バッグをゲットするのも良いですね。
「小振りなサイズで柄や型押しのない無地の本革でお仕立てのシンプルなデザイン」という、セレモニーバッグの条件を確実に押さえたアイテムであれば、ハイブランドバッグも卒業式にお持ちだけますから、マナーを確認しつつご検討くださいませ。
50代のお母さまにおすすめな卒業式バッグ厳選7品
ここからは実際に、50代のお母さま方へ向けて、とっておきの卒業式バッグを厳選して7品のみご提案します。
一生ものとして手にしていただけるアイテムもしっかりとピックアップしておりますので、ぜひ参考にされてみてください。
傳濱野はんどばっぐ
ファシリエ ボーテ
ファシリエボーテは、格式高いシーンでも安心してお持ちいただける「一本手」仕様のフォーマルバッグ。
回転式のリバーシブル金具を採用し、ゴールド、ブラック、金具なしをシーンによって使い分けられるので、1つのバッグで全ての冠婚葬祭シーンにご対応いただけるアイテムです。
このバッグを手掛けるのは、3代に渡って皇室のみなさまからバッグのご用命も賜る、濱野家。
レディースフォーマルの老舗が太鼓判を押すフォーマルバッグは、一生ものとしてお選びいいただいて間違いのないアイテムです。
素材:牛革、レーヨン
カラー:2色、ブラック、ネイビー
岩佐 ホースヘアバッグ ネイビー
フォーマルの最高級素材、ホースヘアで仕立てたフォーマルバッグです。
ホースヘアとは、しなやかで丈夫な馬の尾毛を職人の手仕事によって織り上げる、技術を要する希少な素材。
「織物の宝石」とも称されます。
卒業式の定番カラーであるネイビーで仕立てられているので、ブラックフォーマルでないアイテムをお探しの方にも◎
金具は収納することができ、より格式高いシーンでも安心して手にしていただけます。
素材:ホースヘア(馬毛・綿)、牛革
カラー:1色、ネイビー
土屋鞄製造所
フォーマル クラシックハンド
ランドセル作りからスタートした日本のバッグブランド・土屋鞄製造所は、シンプルで重厚感のある「これぞ革バッグ」という印象のアイテムを手掛けることで知られるアルチザンブランドです。
フォーマルクラシックハンドは、クラシカルな1本手のシンプルなフォーマルバッグ。
金具もなく端正な佇まいから、レザーの上質感がじんわりと伝わってくる様子は、土屋鞄製造所のバッグならではといえます。
A4サイズの書類も入るサブバッグが付属するので、学校行事等でも活躍してくれそうですね。
素材:牛革、コットン・レーヨン混用
カラー:2色、ブラック、ネイビー
マスミ鞄嚢
フォーマルバッグ 小
国産鞄の一大産地である、兵庫県豊岡市の老舗企業・マスミ鞄嚢から、すっきりと端正な佇まいのフォーマルバッグです。
開口部は隠しマグネット式で開閉しやすく、折り込んだマチも深く取ってあるため大きく開いて、使い勝手の良さが印象的。
金具も少なく仕立てられていて、安心してお持ちいただける造りとなっております。
素材:牛革(水シボ型押し)
カラー:1色
和光
フォーマルバッグ
和光は、格式高い専門店が軒を連ねる伝統の街・銀座で、そのシンボルとして永く愛されてきた「銀座4丁目交差点の時計塔」を擁する老舗ブランド。
やはり高価ですが、それに見合う上質なアイテムが揃うことで知られています。
今回取り上げたのは、かっちり感と柔らかさを両立した、柔らかなスクエアシルエットが魅力的なフォーマルバッグ。
直線的でかっちりとした印象を残しつつやんわりと女性らしい柔らかさを実現しているなめらかなフォルムがなんとも美しく、上質な牛革の美しさを存分に感じられる名品をぜひご検討ください。
素材:牛革
カラー:2色、ブラック/シルバー、ブラック/ゴールド
Valextra ヴァレクストラ
ミニ イジィデ
1937年創業のヴァレクストラは「イタリアのエルメス」とも評されるラグジュアリーブランド。
選びぬかれた最上級の素材だけを使用し、職人の手仕事でアイテムを仕立てることで知られています。
イジィデは、そんなヴァレクストラのアイコンバッグであり、今回取り上げた「ミニ イジィデ」はシリーズの中でもコンパクトな造りで、ショルダーベルトも付属している人気のアイテムです。
端正な1本手で、シンプルなデザインのため、セレモニーシーンやハレの日を彩るバッグとして大変人気が高く、有名雑誌でも度々取り上げられています。
カラーラインナップは、なんと29色。
お色選びによって、格式高いフォーマルな場から、華やかなパーティーシーンまで幅広くお持ちいただける名作ですので、ぜひ一度シリーズを眺めていただいて、お気に入りを見つけていただければと思います。
素材:ソフトカーフスキン
カラー:29色
傳濱野はんどばっぐ アリシア
皇室御用達ブランドの傳濱野が手掛ける、式典シーンはもちろん、おしゃれした日の本命バッグにも最適なハーフフォーマルバッグ、アリシア。
つやりと上質なフォーマル素材の牛本革、英国王室愛用モデルの繊細なゴールド金具、装いに品よく馴染むネイビー、正統派フォーマルのエッセンスを感じる小ぶりな1本手。
卒業式バッグに「あったら嬉しい」要素をすべて満たしているのは、レディースフォーマルの老舗が仕立てるアイテムならではです。
大切な人とのディナーや観劇、ご友人とのホテルランチなど、ちょっぴり華やかに装いたいデイリーシーンのスタイルも格式高くまとめてくれる品格バッグは、ワードローブの頼れる存在となること間違いなし。
素材:牛革、サテン地
カラー:4色
50代で選ぶ卒業式バッグは、永く愛せるアイテムを
ここまで、50代のお母さま方へ向けて、卒業式バッグの選び方についておまとめし、おすすめのアイテムをご提案してまいりました。
これは、というフォーマルバッグとの出会いはございましたでしょうか。
この記事が、みなさまにとって有益なものとなっておりましたら嬉しいです。
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。